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生かす、守る、残す!〜将来を見据えた企業経営

10月29日 フィナンシャル委員会の2回目の例会を開催しました。

今回のテーマは
【生かす、守る、残す!〜将来を見据えた企業経営】

1回目の例会では、個人、家庭分野でのお金の話をしましたが、
1回目の例会の様子はこちら

今回は、会社にまつわるお金のお話です。


まずは、夏目さん、藤田さんから
『金融機関は決算書の何を見るのか?~銀行との付き合い方~』


決算書の見方なども含め、ごく基本的なところからのおさらい。

銀行から融資を受けるためには日頃どうういう点に気をつけたらいいか、
実際の銀行員へのインタビューをもとに発表しました。

決算書はあくまで税務申告用に作られた書類であり、
かならずしもその会社の経営の実態を表しているわけではありません。

銀行は決算書(表面財務)に修正を加えた実質財務を融資の判断基準にします。

経営状態が良い時も、悪い時も、毎月必ず月次決算をし、
銀行にも開示し、会社の状態を知っておいてもらうことで、
いざ資金需要ができた時に、スムーズに融資を受けることができるようになります。


次に小谷さんから
『請求額〇〇千万円!?~会社が訴えられたとき。』


そくまで働いています『未払い残業』
ういい加減やめて!『セクハラ』
や足が出たらもう最悪!『パワハラ』
んで俺が…『不当解雇』
ん体障害が残ってしまう。『労災』

お・も・て・な・しパー

良かれと思ってやったとしても、
悪気はなかったと言ったとしても、
相手が「セクハラだ」「パワハラだ」と思えばそれはセクハラ・パワハラになります。

そして近年、このような問題で従業員が会社を訴えるということが、増えてきています。
何年も前に退社した元社員にある日突然訴えられるということもあるそうです。

そして、上記のようなことで会社が訴えられた場合、
ほぼ必ず賠償金を支払うことになるそうです(それもかなり高額)。
それが原因で経営が傾くなんてことも・・・。


訴えられた時の対策をたてておくことも重要ですが、
それよりも社員から訴えられないような社内環境づくりを心がけたいです。

そのキーワードは
社員に対する お・も・て・な・しパー

小谷さんのプレゼンはいつも趣向が凝らしてあり、おもしろい。



最後に、前回に引き続きコスプレで登場の柴田さん
『覚悟できてますか?~会社の清算のハナシ』


あなたの社長としてのゴールは何ですか?

会社は順調に継続していたとしても、社長としての立場はいずれ終わりを迎えます。


その時どうするか?

身内に継承する → 親の会社を継がない子が増えています。

従業員に継承する → 株の譲渡や保証人の問題が大きい。

となると、会社を清算するか。。。

会社を清算する時にどんなことが起こるのか、
お金の流れを中心に検証しました。


実は、もう一つ選択肢があります。



M&Aで会社を売る、という方法。

M&Aというと大企業同士のものというイメージでしたが、
中小企業同士のM&Aも、実は頻繁に行われているようです。

M&Aの成功事例や、自分の会社を売るメリットについて発表しました。




次回フィナンシャル委員会3回目の例会は、
事業継承について専門家の講師をお迎えして勉強します。

お楽しみに。


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